種類豊富なキノコ
肘折自慢の味覚といえば春は山菜、秋は種類豊富なキノコ。特にナメコは大蔵村の特産品で、毎年秋に『なめここけし祭り』が盛大に開催されています。他にも、様々なキノコに出会える肘折。温泉街にある商店でどんなキノコが採れるのか聞いてみると―「マスダケ、ブナカノカにマイタケ。他にもトビダケ、ムキタケに…」と、あまり聞かない品種ばかり。秋には「ここでしか食べられないキノコ」を求めて県内外から多くの〈キノコ好き〉が訪れるそうです。ちなみに福本屋さんが特にお勧めするキノコは『モタツ』。水分が多く瑞々しい歯ごたえが人気です。肘折カルデラにすっぽり包まれた独自の地形や土壌があるからこそ、多種多様なキノコ類が自生する肘折。朝市で天然のキノコを買って、旅館の炊事場でキノコ汁をつくって食べる―そんな逗留も楽しそうですね。