『優心の宿 観月』がリニューアル工事をした際に、東根市で〈桜湯〉という旅館を営む女将さんの実家から、お祝いにと贈られたのがこの絵『黒川能・巴』です。描いたのは同じ東根市出身の洋画家・武田靖夫さん。武田さんは、鶴岡市黒川に継承され神事としての古態を留める『黒川能』(国指定重要無形民族文化材)に魅せられて、演目『巴御前』の1場面を描きました。ご主人の柿崎操策さんは「絵については詳しくないのだけれど…」と前置きしながらも、この絵をとても気に入り、大切にしている様子。ロビーの一番よい場所に飾られています。