灯籠を巡る交流の場、肘折黒
肘折の夏の風物詩「ひじおりの灯」。温泉街に並ぶほのかな灯籠のあかりを辿っていくと、ちょっと賑やかな一角に出会います。肘折の静かな夜に溶けこんで、それもまたひとつの灯籠のように歩く人々をひきつけるのが『肘折黒』です。旧肘折郵便局舎前に設置された横幅3mの黒い屋台では、肘折青年団が缶ビールやサイダーなどの飲み物を販売し、灯籠を見て歩く人々の休憩の場、交流の場を生み出しています。「ひじおりの灯」が始まって4年目から設置したこの「肘折黒」。今ではこの肘折黒で青年団に会うのを楽しみに、毎年来てくださる常連のお客さんもいらっしゃいます。肘折青年団団長の早坂隆一さんは「灯籠を設置しているだけでは分からなかったお客さんの反応を知ることができ、とても雰囲気のよい交流の場になっています。」と語ってくれました。