「さようなら肘小!」―記憶に刻まれた閉校式

「さようなら肘小!」―記憶に刻まれた閉校式

2009年3月、『大蔵村立肘折小中学校』は明治7年から平成21年までの、134年という長い歴史に幕を降ろしました。体育館でおこなわれた閉校式には、たくさんの卒業生が駆けつけ、式典の後には、住民総出の〈同窓会〉が開催されました。学校は子どもたちはもちろん、肘折に暮らす全員にとってかけがえのない場所。寂しさと名残惜しさでしんみりとしていた会でしたが、教え子と恩師の、かつての級友との、久しぶりの再会や思い出話でしだいに賑やかムードに。肘折青年団がこの日のために結成したブラスバンドが校歌を演奏すると、会場の盛り上がりは最高潮。「今日がスタート」と参加者全体が団結する感動的なフィナーレとなりました。閉校式は映画『湯の里ひじおり―学校のある最後の1年』でも記録され、「さようなら肘小!」―記憶に刻まれた閉校式肘折に生きる1人ひとりの心に刻まれました。