残雪に咲き誇る紅山桜
温泉街から県道57号線を戸沢村方面に約3km、鍵金野地区「ふれあい広場」に花見ポイントはあります。平成20年に山形新聞、山形放送が提唱する「最上川さくら回廊」記念植樹式が開催され、15本の「大山桜(オオヤマザクラ)」が植えられています。「山桜(ヤマザクラ)」に比べ花や葉が大きいことから名がつけられたこの「大山桜」は、花色が淡紅色であることから、別名「紅山桜」ともいわれ、ソメイヨシノ等の白い種と比べるとしっかりと色づくため、見るものを魅了します。例年5月初旬のゴールデンウィーク頃が桜の見頃で、地に残雪が広がる白い世界に、紅色をつけら桜木の並ぶ風景は、この雪深い肘折温泉郷ならではの見どころです。
当時、中学生やその家族など地元の人達がそれぞれの思いを胸に植樹したこの桜は、元気に育ち、満開に咲き誇る新名所です。