カルデラを一望できるビュースポット

カルデラを一望できるビュースポット

肘折温泉一帯は、かつて『肘折火山』という大きな活火山があった〈カルデラ地帯〉。温泉街から大谷地、金鍵野地区を抜けて、しばらく登っていくと、すり鉢状をした『肘折カルデラ』が一望できるポイントがあります。地元の人々によるとカルデラの鑑賞には「雪の降りはじめの頃がお薦め」なのだとか。山の広葉樹がすっかり葉を落とした山肌に、ほんのりと雪がかかる事で、黒と白の美しいコントラストが出来あがります。景色としての美しさもさることながら、葉もなく雪も少ないこの季節は、カルデラの地形全体を把握するにも1番よいそうです。葉山や月山といった勇壮な山々の懐の、カルデラ盆地の底で脈々と続いてきた肘折温泉。沸き出す豊富なお湯が、この地で1万年前に起きた火山爆発とカルデラを一望できるビュースポットつながっていることを実感できる場所です。