『旧肘折小中学校』の校舎
2009年に、少子化により惜しまれつつ閉校した通称「肘小」こと『大蔵村立肘折小中学校』。子どもたちは現在、大蔵村役場がある清水地区の学校にスクールバスで通学しています。学ぶ子どもたちの姿はなくなりましたが、立派な校舎は現在も肘折地区の高台に静かに佇んでいます。明治7年(1874年)に横山半助の小屋ではじまった肘折小中学校は、134年の長い歴史を持ち、肘折住民のほとんどが卒業生。母校の閉校は地域にとって大きな出来事であり、この現実が肘折温泉の未来にどのような影響を与えるのか? 不安を訴える声があがるなか、『肘折青年団』や『肘折地区体育委員会』が奮起。スポーツ交流やブラスバンドの活動など、校舎を地域活動の拠点として再び活用する試みが、若者たちによって閉校後も続けられています。彼らの活躍については映画『湯の里ひじおり―学校のある最後の1年』をご覧ください。