東北芸術工科大学の学生たち

東北芸術工科大学の学生たち

2007年からスタートした『肘折温泉アートプロジェクト』は、東北芸術工科大学と肘折温泉が共同で取り組んでいる〈湯治文化と創作活動の融合〉を目指す画期的な試み。その最大の特徴は、肘折特有のゆったりとした湯治スタイルを活かした〈滞在制作〉です。この夏で4回目の実施となる『ひじおりの灯』は、大学にとっては地域文化を学ばせるよい機会で、学生たちは毎年の春に温泉街に短期逗留し、〈肘折〉をテーマに灯ろうを制作しています。すでに『ひじおりの灯』を描いた東北芸術工科大学生は100名以上。全国津々浦々から集まる芸工大生にとって、小さな村・肘折での経験は学生生活の特別な思い出になっているようです。さらに昨年からは学生たちがボランティアで湯治客への作品解説役を務めるなど、東北芸術工科大学の学生たち年々、学生と肘折住民との絆は深まっています。