肘折の歴史を聞くなら「ほてい屋のおばあちゃん」

肘折の歴史を聞くなら『ほてい屋のおばあちゃん』

お饅頭が香る温泉街の商店『ほてい屋』の斉藤伝(つたえ)さんは、64年前に新庄から肘折温泉に嫁いできて、今年で86歳。歴史好きの伝おばあちゃんは、若い頃から肘折の古老たちからたくさんの昔話を聞いてまわったそうです。そんな伝さんには忘れられない思い出が― 見知らぬ行者さんから「地蔵倉への道のはずれにあるお地蔵様の管理をお願いしたい」と頼まれた伝さん。以来50年間、ずっとお地蔵様のお参りと掃除をしてきましたが、平成19年にそのお地蔵様はこつ然と居なくなってしまいました。「盗まれたのでは?」と騒然となった村の人々に、伝さんは「盗人じゃねぇ。信仰心のあつい人がきっと持って行ったんだ」とキッパリ言ったそうです。不思議な白装束の肘折の歴史を聞くなら「ほてい屋のおばあちゃん」行者さんとの出会いを「忘れられない不思議な体験だったな」と笑顔で話してくれました。