肘折の山伏文化を掘りおこす、坂本大三郎さん

肘折の山伏文化を掘りおこす『坂本大三郎さん』

温泉街に軽やかに響く法螺貝の音。これまでは「さんげさんげ」や「開湯祭」などのイベントでしか聞く機会のなかった法螺貝の音が、時折、銅山川の川風に乗って聞こえてくることがあります。高音と低音をなめらかに吹きこなすのは、山伏でイラストレーターの坂本大三郎さん(1975年千葉県生まれ)。2006年、羽黒にある宿坊「大聖坊」の山伏修行を初体験、2009年には山伏出世の行と呼ばれる「秋の峰入り修行」も行ないました。肘折温泉の「ヒジオリ」という名前は、中世以前の山伏を指す言葉「ヒジリ=日知り」に由来しているという考えから、2013年には肘折にも活動の拠点をおき、出羽三山に古くから伝わる生活の知恵や芸能を実践を通して探求しています。著書に『僕と山伏』(リトルモア、2012年)があり、肘折の山伏文化を掘りおこす、坂本大三郎さん坂本さんが山伏になる体験がご自身の版画のイラストと共に綴ってあります。